

うちの子、イヤイヤ期なので思い通りにいかないことがあるとそれはそれはもう怒るんですよ。奥さんのスマホを勝手に取っていじくってて、奥さんに「それかーちゃんのでしょ!ダメだよ!」と注意されたら「ちがうよ!これかーちゃんのじゃない!」と言い張る始末。じゃあ誰のだよ!

ただ困ってるのが、そういう時に自分の頭を叩いたりするんですよー…手を優しく押さえて「それダメだよ…」とは注意するんですが、なかなかやめてくれず。いわゆる自傷行為ですね!というわけで調べてまとめました!
1.2歳児の自傷行動とは?

1-1. 自傷行動の定義と特徴
2歳児の自傷行動とは、自分の体を叩いたり、噛んだりする行動のことです。感情がうまく言葉にできないときに、ストレスや不安を体で表現してしまうことが多いです。「思い通りにならない!」「嫌だ!」といった気持ちをどう伝えたらいいかわからず、手や頭を叩くことがあります。この時期の子どもにとっては、一時的な行動であることがほとんどですが、親としては心配になりますよね。まずは、お子さんがどんな状況で自傷行動をするのか観察してみることが大切です。
1-2. 2歳児特有の行動パターンと背景
2歳は「イヤイヤ期」とも呼ばれ、自我が芽生える時期です。自分の思い通りにならないと強い反応を示し、その一つとして自傷行動が出ることがあります。また、言葉がまだ発達途中のため、「悲しい」「悔しい」と言えず、体を使って気持ちを伝えようとすることもあります。疲れすぎていたり、周りの環境がストレスになっていたりする場合にも見られやすいです。大切なのは、「どうしたの?」と優しく声をかけて気持ちを受け止めること。焦らず見守りながら、お子さんの気持ちに寄り添っていきましょう。
2. 自傷行動の原因を探る

2-1. 発達段階における自己表現の一環としての自傷
2歳児は、まだ自分の気持ちをうまく言葉で伝えられません。「悲しい」「悔しい」「思い通りにならない!」そんな気持ちを抱えたとき、自傷行動で表現することがあります。これは、決して異常なことではなく、成長の一部です。大人が冷静に対応し、子どもの気持ちを代弁してあげることが大切です。「イライラしてるんだね」「悲しかったんだね」と声をかけるだけでも、安心感につながります。
2-2. 育児環境や叱責の影響
厳しく叱られたときや、何度も否定されると、子どもは「どうしていいかわからない!」と混乱します。その結果、自分を傷つけることでストレスを発散したり、親の注意を引こうとすることもあります。もちろん、しつけは必要ですが、感情的に怒るのではなく、落ち着いて伝えることが大事です。「〇〇してほしいな」とお願い口調で言うだけでも、子どもの反応は変わります。
2-3. ストレスや不安による心理的要因
子どもも、大人と同じようにストレスを感じます。環境の変化や、親が忙しくて構ってもらえないとき、不安から自傷行動が出ることがあります。新しい保育園に通い始めた、弟や妹が生まれたなど、大きな変化があるときは要注意です。そんなときは、子どもが安心できる時間を作ることが大切です。抱っこしたり、一緒に遊んだりするだけで、不安が和らぐこともあります。
2-4. その他の関連要因(例:感覚過敏、発達障害の可能性)
自傷行動が長く続く場合、感覚過敏や発達障害が関係していることもあります。特に、強いこだわりがあったり、大きな音を嫌がったりする場合は、発達特性を持っている可能性も。もちろん、すべての自傷行動が発達障害と関係があるわけではありません。でも、「何をしても落ち着かない」「他の子より激しい」と感じるときは、小児科や専門機関に相談してみるのも一つの方法です。
3. 自傷行動を止めるための具体的対策

3-1. ポジティブなコミュニケーションの実践
子どもが自傷行動をしたとき、「ダメ!」と強く叱ると逆効果になることがあります。否定されることでさらにストレスを感じ、繰り返してしまうことも。「そんなに怒ってるんだね」「悲しい気持ちだった?」と、まずは子どもの気持ちを言葉にしてあげるのが大切です。そして、「こうすると気持ちが落ち着くよ」と、深呼吸や抱っこなど、別の方法を提案してみましょう。
3-2. 安心感を提供する環境づくりのポイント
子どもは、安心できる環境があると気持ちが落ち着きやすくなります。普段からスキンシップを増やしたり、リラックスできる時間を作るのも効果的です。たとえば、お気に入りのぬいぐるみを抱っこする、落ち着く音楽を流すなどもいいですね。また、寝不足や空腹のときはイライラしやすくなるので、生活リズムを整えることも大事です。
3-3. 専門家への相談と支援の活用
自傷行動が頻繁に続く場合、一度専門家に相談してみるのも方法の一つです。小児科や子育て支援センター、発達相談の窓口などで、アドバイスをもらえます。「うちの子、大丈夫かな?」と不安を抱えたまま過ごすより、専門家の意見を聞いたほうが安心できます。早めに相談することで、子どもに合った対処法を見つけられるかもしれません。
3-4. 日常生活で取り入れられるセルフケアの工夫
自傷行動を防ぐには、日常の中で子どもがストレスを発散できる場を作ることが大切です。体を動かす遊びや、お絵描き、粘土遊びなど、気持ちを発散できる遊びを取り入れるとよいでしょう。また、気持ちを伝える練習として、「今日はどんな気持ちだった?」と簡単に話す時間を作るのもおすすめです。少しずつ言葉で表現できるようになれば、自傷行動も減っていくはずです。
4. 事例紹介と成功事例から学ぶ対策

4-1. 実際の事例紹介とその背景
Aさんの2歳の息子は、気に入らないことがあると頭をポンポン叩くようになりました。特に、おもちゃを片付けるように言うと激しく叩くことが多かったそうです。最初は「そんなことしないで!」と止めていましたが、全く効果がありませんでした。そこでAさんは、子どもが何にイライラしているのかを観察することに。すると、「片付けたくない」気持ちをうまく伝えられず、自傷行動につながっていることがわかりました。
4-2. 対応策の効果と成功ポイントの解説
Aさんは、頭を叩く前に気持ちを伝えられるよう、「お片付けイヤだったね」「もう少し遊びたかった?」と声をかけるようにしました。また、「あと3つだけ片付けよう」と、小さな目標を作る工夫も。すると、次第に自傷行動が減り、「もうちょっと遊びたかった」と言葉で伝えられるようになりました。大切なのは、頭ごなしに否定せず、気持ちを受け止めること。そして、少しずつ「どうすればいいか」を子どもと一緒に考えることです。
5. まとめと今後の取り組み

2歳児の自傷行動は、気持ちをうまく言葉にできないことが原因で起こることが多いです。親が冷静に対応し、気持ちを代弁してあげることで、少しずつ落ち着いていきます。強く叱るのではなく、「どうしたの?」と寄り添うことが大切です。また、日常の中でストレスを発散できる遊びを取り入れるのも効果的です。
すぐに変化が見られなくても、焦らず続けることが重要です。もし不安が大きい場合は、専門家に相談するのもひとつの手です。子どもの気持ちを理解しながら、一緒に乗り越えていきましょう。