

ご多分に漏れず、うちにも「ご飯前にお菓子食べたい」ってわがままを言う問題がやってきました。しかもご飯作ってる時に。よく言えるよなご飯作ってるのに!!でも息子くんはそんなことはお構いなし…わかんないよねまだ。

でも息子くん、果物も大好きなので「じゃあご飯と一緒にりんごだそうか!」って言ってあげると、「りんご!!!」と叫んでそこからもうずっとりんごの口になっちゃいます。焼き肉食いたくなるともう焼き肉の口になるのと同じ。

てなわけでそのへんをどう解決していくか、どうすればお子さんが納得できるかをまとめてみました!ニーズはあるはず!!
1. 2歳児がご飯前にお菓子を欲しがる理由

1-1. イヤイヤ期ならではの食へのこだわり
2歳ごろになると「自分の好きなものしか食べたくない!」というこだわりが強くなります。お菓子は甘くておいしいので、子どもにとって魅力的な食べ物。ご飯よりもお菓子を優先したくなるのは自然なことです。イヤイヤ期の特徴として「ダメ」と言われるほどやりたくなるのも原因のひとつ。「お菓子はダメ」と強く言うほど、逆に食べたがることもあります。
1-2. お腹がすきすぎて待てない
ご飯の時間が近づくと、お腹がすいてグズグズしやすくなります。特に2歳児は「お腹がすいたらすぐ食べたい!」という気持ちが強いので、手っ取り早く食べられるお菓子に飛びつきます。また、まだ時間の感覚が曖昧な年齢なので、「あと10分でご飯だから待ってね」と言っても理解が難しいことも。結果として、お菓子を欲しがって泣いたり怒ったりすることが増えてしまいます。
1-3. お菓子の味を覚えてしまった
一度でもお菓子の味を知ると、「もっと食べたい!」という欲求が出てきます。甘いものやスナック菓子は味が濃く、子どもにとってクセになりやすい食べ物。ご飯よりもお菓子のほうが魅力的に感じてしまうのは当然です。また、大人がついお菓子を与えてしまうと、それが習慣化して「ご飯前=お菓子を食べる時間」と思い込んでしまうこともあります。
2. ご飯前にお菓子を食べさせないための対策

2-1. お菓子を目につかない場所に置く
2歳児は目の前にあるものに強く反応します。お菓子が見えなければ「食べたい!」と思い出すことも減るので、手の届かない場所や見えない戸棚にしまうのがおすすめ。「いつでも食べられる」と思わせない工夫が大事です。お菓子のパッケージを見るだけで欲しくなることもあるので、袋ごと隠すのがベスト。
2-2. ご飯の時間を早める工夫
お腹がすいて限界になる前にご飯を用意すると、お菓子を欲しがるタイミングを減らせます。2歳児は待つのが苦手なので、グズる前にサッと食卓に出せるようにするのもポイント。「お腹すいたらすぐ食べられる」状態にしておけば、お菓子に手を伸ばすことも少なくなります。事前に下ごしらえをしておくと、慌てずに済みますよ。
2-3. 事前に「ご飯前はお菓子なし」とルールを決める
はっきりとルールを決めて伝えておくことで、子どもも理解しやすくなります。「ご飯の前はお菓子なしね」と繰り返し伝えていくと、だんだん納得してくれることが増えてきます。ただし、最初は「イヤ!」と怒ることもあるので、親も根気強く対応が必要です。一貫した対応をすることで、「この時間はお菓子じゃなくてご飯の時間」と覚えてくれます。
2-4. お菓子の代わりに水分をとらせる
のどが渇いていると、お腹がすいたと勘違いすることがあります。お菓子を欲しがったときに、まずお茶や水を飲ませると落ち着くことも。特に夏場は、こまめに水分をとることで余計な空腹感を防げます。ジュースは甘みがあるので、お菓子代わりになりやすいですが、ご飯前は控えめに。お茶や白湯なら、食事の邪魔になりません。
2-5. お手伝いをさせて気を紛らわせる
食事の準備を一緒にやると、「お菓子食べたい!」の気持ちがそれやすくなります。お皿を並べたり、食材を混ぜたりするだけでも十分。「一緒にご飯作ろう!」と声をかけると、お菓子のことを忘れて楽しんでくれることも。自分で準備したご飯は特別感があるので、「早く食べたい!」とワクワクして、お菓子よりご飯に意識が向きます。
3. ご飯前のおやつは何時まで?適切な時間とは

3-1. 一般的なおやつの時間の目安
2歳児のおやつの時間は、午前と午後の1日2回が目安とされています。午前は10時ごろ、午後は15時ごろが一般的なタイミング。これは、次の食事までにしっかりお腹がすくようにするためです。特に夕飯前のおやつは、遅くなりすぎるとご飯に影響が出るので注意が必要です。
3-2. 夕飯前なら最低でも◯時間前が理想
夕飯前のおやつは、できれば3時間前までに済ませるのが理想です。例えば、18時に夕飯なら、おやつは15時までがベスト。これなら、ちょうどお腹がすいて夕飯をしっかり食べられます。16時以降におやつを食べると、ご飯が食べられなくなることが多いので、時間を意識して調整しましょう。
3-3. 昼食前ならどのくらい空けるべき?
昼食前のおやつをあげるなら、最低でも1時間以上空けるのが理想です。午前中にお腹がすいてグズることもありますが、11時ごろにおやつを食べると、12時の昼ごはんに影響が出ることも。朝ごはんの時間にもよりますが、10時ごろに軽く食べるくらいならOK。お腹が空きすぎて機嫌が悪くなるのを防ぐ程度にしましょう。
4. ご飯前のおやつはどれくらいならOK?

4-1. 少量ならOK?お腹に影響しない範囲とは
ご飯前にどうしてもおやつをあげるなら、一口サイズの少量に抑えるのがポイント。例えば、小さめのおにぎり一口分や、バナナのスライス1〜2枚など。これなら、胃に負担をかけずに空腹を落ち着かせられます。逆に、クッキーやスナック菓子を食べすぎると、ご飯を食べなくなる原因に。あくまで「軽くつなぐ」程度にとどめるのがコツです。
4-2. 栄養のあるおやつに置き換える方法
おやつの内容を栄養のあるものにすると、ご飯の栄養バランスを崩さずに済みます。例えば、ヨーグルト、チーズ、蒸し芋、果物などが◎。糖分や油分が多いお菓子より、体に優しいものを選ぶのが大切です。お菓子を習慣にしてしまうと、ご飯よりお菓子を求めるクセがつきがち。できるだけ「ご飯の延長線上にあるもの」を意識すると、スムーズに移行できます。
4-3. お菓子を完全にNGにする必要はある?
「ご飯前だから絶対ダメ!」と厳しくしすぎると、逆にストレスになってしまうことも。たまにはルールを決めて少しだけOKにするのもアリです。例えば、「ご飯の30分前までなら、小さなボーロを数粒」など、量と時間を決めておくと◎。完全に禁止すると、お菓子への執着が強くなることもあるので、無理のない範囲で調整していくのが大切です。
5. ご飯前のお菓子とうまく付き合うために

5-1. イヤイヤ期だからこそ柔軟に対応する
2歳児は「イヤ!」が口ぐせの時期。お菓子を禁止しすぎると、かえって執着が強くなることもあります。「おやつは食べていいけど、時間と量を決めようね」と柔軟に対応するのが大事。親が焦らず、少しずつルールを伝えていけば、子どもも自然と受け入れてくれることが増えていきます。
5-2. お菓子のルールを一貫させることが大事
「今日はOKだけど、明日はダメ」とルールがバラバラだと、子どもは混乱します。一貫したルールを決めて、できるだけ守るようにすると、お菓子の時間に対する理解が深まります。例えば、「15時まではOK」「ご飯前はお菓子じゃなくて果物」など、わかりやすく決めておくと、グズることも減っていきますよ。
5-3. どうしても欲しがる時の対処法
どうしてもお菓子を欲しがって泣いたり怒ったりすることもありますよね。そんなときは、気をそらす作戦が効果的。「おもちゃで遊ぼう」「お料理のお手伝いしてみる?」と別の楽しいことに誘ってみましょう。それでもダメなら、一口だけ食べてもOKにするなど、状況に応じて折り合いをつけるのもひとつの方法です。
6. まとめ

2歳児がご飯前にお菓子を欲しがるのは、ごく自然なことです。イヤイヤ期のこだわりや、空腹で待てないことが原因になっていることも多いです。無理にやめさせようとせず、うまく付き合いながら対策していくことが大切です。
おやつの時間は、午後なら15時まで、昼食前なら1時間以上前を目安に。もしご飯前に食べるなら、少量で栄養のあるものを選ぶといいでしょう。お菓子を完全に禁止するより、ルールを決めて適度にOKにするほうが、親も子もストレスが少なくなります。
「ご飯前はお菓子なし」と一貫したルールを作りつつ、どうしても欲しがるときは気をそらすのも有効です。お菓子とうまく付き合いながら、無理のない範囲で食事のリズムを整えていきましょう。